40歳以上の方で糖尿病の検査をしたことがある方は,その結果はいかがでしたか?正常値でしたか?糖尿病の1歩手前でしたか?糖尿病の可能性が高いでしたか?
もし糖尿病の可能性が高いと言われた場合は,ほっておくと完全に糖尿病になってしまい,合併症を引き起こして,さらにひどい病気になる可能性が増えます。なるべく早く,専門医の診断を受け,改善に努めてください。
糖尿病かどうかの判定をするためには,基準値というものがあります。
そして,この3つの基準値の値により,正常値なのか,糖尿病の1歩手前なのか,糖尿病の可能性が高いのかが分かります。
もし健康診断やドッグなどの際に血糖値の検査を受けた方で上記のような検査結果をお持ちの方は,見比べてみたらいかがでしょうか。
検査結果が正常値の方は,ひとまず安心です。今まで通りの食生活を続けてください。
しかし,油断は禁物です。糖尿病は,太り始めると危険信号です。暴飲暴食などが続けば,たちまち糖尿病になってしまう可能性大です。糖尿病にならないためにも,定期的な検診を受け,糖尿病の基準値との見比べを行ってください。
検査結果が糖尿病の1歩手前の方は,ほっておくと糖尿病の可能性が高い部類になり,さらにほっておくと完全に糖尿病になってしまい,挙げ句の果ては合併症を引き起こす結果になってしまいます。
糖尿病になると困るので,まずは食生活を振り返ってみてください。食べ過ぎ飲み過ぎはありませんか?
食生活以外のことで,体重が前と比べ増えていないか,1日の運動量はどうかという点も振り返りましょう。
もし食生活,体重変化,運動量を振り返る中で改善点が見つかれば見直していき,次の健康診断で数値の推移を見比べてください。なお,心配な方は糖尿病専門医にお問い合せください。
検査結果が糖尿病の可能性が高い方で数値の割合が低い方は,糖尿病1歩手前の段階に戻る可能性があります。また,数値の高い方も,努力次第で糖尿病1歩手前に改善する可能性があります。いずれにせよ,糖尿病専門医に相談し,診察を受けてください。
糖尿病の検査後に数値を見ても,予備知識がなければそのまま放置してしまい,気がついた時には糖尿病になっており,合併症も患っているということにもなりがちです。
私の場合がそうでした。
私には予備知識が全くなく,糖尿病1歩手前の状態でもそのまま放置してしまい,気がついた時には糖尿病になってしまっていて,糖尿病の数値もかなり高くなっていました。
合併症として脳梗塞に近いもやもや病になってしまい,開頭手術を受けるまでになってしまいました。
現在もHbA1cの数値が高く,改善にもとても苦労しています。
もしご自分が糖尿病かどうか分からない場合には,早めに糖尿病検査(血糖値検査)を受け,糖尿病の基準値と自分の検査結果の数値を見比べ,どのような対応をすべきなのか検討して,糖尿病対策をしてください。
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