物事は何でも,知っているか知らないかで大違いがあります。
特に糖尿病は自分では気づきにくい病気ですし,糖尿病と言われてもピンとこずに放置してしまう人も多いです。
私が良い例で,健康診断で糖尿病の気(け)があると言われてもピンとこずかなり長い期間放置してしまい,気づいた時には時既に遅く合併症が進んでいました。
40歳以上になると糖尿病になる可能性が高くなります。最近,のどが渇き水分補給をする回数が増えていませんか?尿をする回数が増え,トイレの場所を確認しておかなければ落ち着かないということはありませんか?このような事例は糖尿病の症状に似ています。
症状がいろいろ当てはまる場合には,糖尿病になっている可能性があります。私のようにならないためにも早めの検査がオススメです。あわせて,とても恐ろしい糖尿病の合併症についてもご説明します。
糖尿病の主な症状
・足がしびれる。 ・足がつる。 ・傷がなおりにくい。 ・黒い点が見える。
・頻尿である。 ・水分補給の回数が多い。 ・性機能に問題がある(ED)
・疲れやすい。 ・のどが渇く。 ・皮膚が乾燥して痒い。
・目がかすむ。 ・よく食べるのに体重が減る。
もし上記の主な症状に当てはまるものがあれば,糖尿病の可能性があります。内科か糖尿病専門医の受診がオススメです。
私のように放置したままにならないようにしてください。
早期対応,早期解決が望まれます。
糖尿病の合併症とは
糖尿病になると血糖値が高くなり,血液がドロドロになったり血管が傷ついたりします。毛細血管のような細い血管にダメージが出やすく,毛細血管が集中する網膜や腎臓や手足に障害が現れてきます。
網膜症,腎症,神経障害は,糖尿病の三代合併症と言われます。
そして,血糖値が高いと太い血管にも影響が出るようになり,脳梗塞や心筋梗塞などの病気を引き起こすこともあります。
また,歯周病にもなりやすくなり,最悪の場合には歯を失う結果になります。
どのような症状が出るのかは人それぞれです。
私の場合には,脳梗塞に近いもやもや病になり,脳の左側の血管が極細となりバイパス手術を受けました。今でも手術した左側の額あたりにはしびれがあり違和感が残っています。さらに,歯周病が悪化して歯をほとんど失い,入れ歯での生活を余儀なくされ不自由しています。
初期の糖尿病は自覚症状がほとんどないため,たとえ糖尿病と言われてもピンとこず放置してしまいがちな病気です。
しかし,糖尿病の主な症状が出た時には合併症も併発している可能性がある恐ろしい病気です。
放置すればするほど治療が難しくなりますが,早期対応し治療に努めれば健康体の人たちと何ら変わりがなくなる可能性もあります。
ココまでお読みになれば,糖尿病の恐ろしさがご理解頂けたのではないでしょうか。
私の場合は合併症が進行し,薬は何錠も飲まなければなりませんし定期的な診療も受けなければなりません。今後さらに別の障害が出てくるかもしれませんが,少しでも現状を改善していく所存です。
糖尿病について知っているか知らないかで大違いがあります。
糖尿病について知った方は,早めに近隣のドクターへ相談して改善に努めて頂けると幸いです。
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